顕微鏡下精巣内精子採取について

顕微鏡下精巣内精子採取手術は1999年に米国コーネル大学のシュレーゲル博士が初めて報告した術式です。

それまでは手術用顕微鏡を用いずに精巣組織をランダムに採取して精子を回収する術式が行われておりましたが、精子が発見される確率が低く、また精巣組織が必要以上に採取されるために手術後の精巣の萎縮や男性ホルモンの低下の問題が危惧されておりました。

現在顕微鏡下精巣内精子採取手術は世界中で行われるようになりましたが、日本においては高価な手術用顕微鏡、顕微鏡手術を行う泌尿器科専門医、精巣組織より精子を回収して顕微授精を行う熟練した培養士、不妊治療を専門に行う産婦人科専門医を全てそろえるのが日本の医療事情により極めて困難な背景から、安定した手術件数と臨床実績を報告している医療機関は数えるほどしかありません。

非閉塞性無精子症の患者様の精巣においては約半数の方においてほんのわずかですが精子を作っているところが存在します。

そのような場所は手術用顕微鏡を用いて観察すればほぼ確実に見つけることができます。また手術では精子のいそうな場所のみを採取するので、精巣へのダメージが少なくて済みます。採取された組織は酵素処理により細胞1個1個になるまで分解され、数人の熟練した培養士が総がかりで卵子の質を維持できるタイムリミットまで、手術終了後もさらに数時間かけて検索されます。

精巣内精子を回収する他の方法としては針で精巣の多数箇所を穿刺して吸引する方法もありますが、精子が回収される確率が低く、ランダム操作のため血管損傷の危険があり、現在ではほとんど行われていません。

顕微鏡下精巣内精子採取手術は時間が2時間以上に及ぶことがあり、一般的には入院の上全身麻酔で行われております。

しかし一般的には全額健康保険が適用されないため、高い費用が発生し患者様に大きな負担となっています。

そこで当院では全身麻酔に代わる方法として静脈麻酔と局所麻酔を併用することにより、各々の麻酔の量を減らして長時間の手術を可能としつつ、人工呼吸器を使用せず覚醒を早くすることにより、日帰り手術を可能といたしました。

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